車はもう一人の大切なお客様

2012.01.07

高級ホテルの中には、ヴァレーパーキング・サービスなるものを提供しているところがある。ヴァレーとは、もとはフランス語。下僕や召使いの意味である(英語読みでヴァレットと言う場合もある)。そして、ここでヴァレーパーキングと言うと、こういうことになる。お客が車で来館すると、入り口でドアマン業務を担っている専任スタッフが車を預かり、駐車場への移動と保管、お客が帰るときは車を出庫してお見送りする、こうした一連のサービスを指す。

[関連情報]
堂島ホテル - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad355942/

コンフォートホテル岐阜 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad315168/

新玉川温泉 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad354300/

さて、このサービスとドアマン業務(これらを併せてエントランスサービスと呼ぶ)を、ホテルの委託を受けて行なっている業者が存在する。日の丸リムジンのグループ会社、シティパークアンドサービスである。エントランスサービスは、車を利用してホテルに出入りする人にとっては、特に重要なサービスである。それだけに、同社のスタッフの採用は慎重であり、教育は熱心だ。例えば、ただのドアマン業務だけなら選考基準も変わるのだろうが、ここでは、まず運転技術の確かさが求められるのである。同社ホテル関連事業部セールスマネジャーは、次のように語っている。「実際にホテルの駐車場で運転していただいて、その技術を見ます。残念ですが、おもてなしの精神がたくさんある人でも、運転技術で不採用となる人も少なくないのですよ」それから、入社が決まると、グループ会社の東京プロドライバー養成スクールに入校してもらうという。この学校はタクシーやハイヤーの運転手を育成する学校で、新人社員には、ここでさらに運転技術を高めてもらうのだ。なぜ、これほど車の運転技術が重要なのか。それは、ヴァレーパーキングで取り扱うのが高級車ばかりだからである。車はもう一人の大切なお客様という感覚であり、万々が一にも、事故を起こしてはいけないのだ。新人社員が現場に出たら、最初は先輩に付きっきりで実地訓練を受けるのである。





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