「悪い」のは誰?何?

2012.01.08

注目すべきは、「悪い」という言葉の主語がないことである。空席がありながら受け入れない店側の女将が「悪い」のか、予約もせずに突然訪れた客側が「悪い」のか。どちらともとれる曖昧さ。これこそがまさに京都人の言葉遣いなのだ。言葉だけ聞いていると、いかにも店側が恐縮して「悪い」ことをした、と謝っているようにみえて、しかし、ひとことも「自分が悪い」とは言っていない。ただ漠然と「悪い」と言っているのは、実は「運が悪い」という意味が濃厚なのだ。

[参考情報]
ホテル京阪 ユニバーサル・シティ - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad390296/

天然温泉関門の湯 ドーミーインPREMIUM下関 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad374438/

ホテルピースアイランド宮古島 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad304294/

或いは店と客の「相性が悪い」という意も含んでいる。謝ることなく、謝ったかのような印象を相手に与える「悪いこと」、これこそが京都なのだ。もしも京言葉を検定問題にするのなら、こういう、日本全国、何処でも誰でも使う言葉の中に、京都ならではの意味合いを含むものにこそスポットをあてたいものだ。





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