数年前、某お菓子屋さんの事務職として働いていました。その会社には日刊の社内新聞があったので、実際に店頭に立つことはなくても店舗の様子は良くわかりました。観光シーズンになると、お店にはツアー客が押し寄せます。近年は中国や台湾からのお客様が増えており、文化の違いからか困惑することが多いという声が多くありました。そのひとつがトイレの使い方です。どのお店のトイレもピカピカに磨いてあるので、ほとんどの日本人
ツアーコンダクターを目指して... の続きを読む
1961年(昭36)10月1日の白紙ダイヤ改正で特急・急行が大増発され、特急だけでも従来の9往復から3倍近い26往復と急増した(急行は113往復、準急は224往復)。東京〜大阪間の151系電車特急は計7往復(うち東京〜神戸間、東京〜宇野間1往復)となり、増発列車分に戦前の愛称〈富士〉、1年前に廃止されたばかりの〈はと〉が復活した。151系では東京〜名古屋間の〈おおとり〉と大阪〜宇野間の〈うずしお〉
白紙ダイヤ改正で愛称が一気に増加... の続きを読む
鉄路に星影が散る夜半……、ブルートレイン〈さくら〉は暗い山河に一筋の光芒を淡く放って遥かなる西への旅路を駆け続ける。広島→下関EF65形505号機〈さくら〉の朝は広島で明ける。5時……、5月半ばの空はすでに白い。ここから本州の西端‐下関まで、下関運転所の甲組第2/5仕業の乗務員がくさくら〉を走らせる。この仕業は2人とも機関士である。下関運転所では、ベテラン機関士を組み合わせた特急牽引専任の「甲組」
絶え間なく喚呼応答は続く... の続きを読む
所有する旅館の敷地内を掘削すると温泉が湧いたため、それを浴槽に引いて使っていた。ところが営業許可に必要な許認可のいずれかを得ていなかった。これが由布院のニセ温泉のあらましです。つまり、違法に掘削し使用していた温泉というわけです。温泉法に照らせば、確かに「ニセモノ温泉」かもしれません。しかしこれは、行政がきちんとシゴトをしていれば未然に防げたものでしょう。定期的に温泉施設を巡回し、チェックする。そう
違法に掘削し使用していた温泉... の続きを読む
インテリで、法律を知っているらしく、「温泉法に基づく法的な裏付けをはっきりさせた調査ではない」と一見立派なことを言っている。しかし温泉法が、それほどのことが言えるような法律なのだろうか。その意味ではこの記者氏は、温泉法の矛盾を見事にテッケツしたと言えるかもしれない。何しろ入浴剤混入は、温泉法違反ではないのだから。この記者氏は、もっとはっきり言えばよいのだ、入浴剤を入れて何か悪いのだと。ところが世論
信頼を得るには情報公開が必要... の続きを読む
天地自然のエネルギーによって誕生した温泉は無垢そのものです。だからこそ、地表に湧出すとたちまち化学変化を起こすのです。それだけに無垢な温泉につかる私たち自身の心のもちようが大切になってきます。仏教でいう無我の境地で温泉と向き合うことが、日本人の温泉道である気がするのです。直湧きの湯と聞いていの一番に思い出すのは、青森県の蔦温泉のことです。十和田湖の奥深いブナの樹海を抜けた仙境の地に湯煙を上げる一軒
温泉とは本来、心の湯浴みの場... の続きを読む
「自然が豊かで、水と空気がきれい。おまけにいい温泉が湧き出ている。そんなところありませんか」と聞かれたら、私にはすぐに紹介したいところがある。でも私はここで、「それは」と喉まで出かかった言葉を飲み込んで、失礼ながら相手の人品骨柄をもう一度改めさせていただく。なにしろ私が紹介したいところは、二十一世紀の日本においてはまさに地上の楽園である。俗世間の塵芥に蹂躙されるようなことは、ゆめゆめあってはならな
「天下の楽土」長湯温泉について... の続きを読む
宿である。「つつじ亭」は街の中心街から外れたところにあるので、歩くとけっこうな距離がある。かといってタクシーに乗るのも何だか勿体ない。無論頼めば送迎してくれるだろうが、街を知る意味でも極力歩きたい。温泉の中心街から遠いと、若干不便ではあるが、逆にそれだけ広さと静寂が得られるということ。そう割り切って歩けば宿も近く感じられる。お昼の腹ごなしにもなる。湯畑と並んで草津の大きな源泉のひとつに西の河原があ
中心街から離れた「つつじ亭」... の続きを読む
日本橋再生のシンボルとして土地に合ったテーマ設定新ホテルのプロジェクトには必ず投資するという戦略と共に、マンダリンオリエンタルホテルグループが重視しているのが、「センスーオブープレイス(SenseofPlace)=それぞれのホテルが、その土地の感性や文化を取り入れること」の精神である。マンダリンオリエンタル東京が進出した日本橋は、江戸、東京の商業中心地として栄え、五街道の起点でもある歴史と伝統豊か
その土地の歴史と文化を生かす... の続きを読む
熊本から人吉までは、下りSL列車を撮影しながらたどることにした。生憎の秋雨で、やや寒い朝、「くまがわ」に乗車した。列車は特急とはいうものの、わずか二両の短い編成。真っ赤なディーゼルカーだった。わざわざ特急に乗らないで、各駅停車で行けよ、と言われそうだが、普通列車は早朝の一本を逃すと、SL列車の後まで走っていない。肥薩線はローカル線の例に漏れず、はなはだ不便なのだ。この特急に乗るしか選択肢はない。従
まずは、SL人吉の撮りテツ... の続きを読む
パッケージツアーの一番の魅力は、豊富な商品から選べる、必要な予約や手続きを旅行会社がやってくれる、つまり手軽に旅行できることにあります。旅は実際に現地に行ってみるまでは、イメージで価値を判断するしかありません。ガイドブックやインターネットで現地情報を集めても、それらをつなぎ合わせて旅程を組み立てるにはさらに細かい情報や技術が必要です。旅行会社は、目的地の気候や郷土料理の美味しい時季、人気のイベント
手軽さが何よりの魅力... の続きを読む
温泉に対する見方、認識が変われば、温泉の選び方も当然変わってくる。一方、選ばれる温泉のほうは今どうなっているだろうか。近年、日帰り温泉施設をはじめ、身近に温泉が増え続けている。たとえば山形県では、全国で唯一、県内全44市町村に温泉が誕生した。温泉施設や温泉宿では、湯船の数も規模も大きくなり、バラエティーに富んできている。これで温泉を気軽に利用しやすくなったと喜んでいる人もいるかもしれない。しかし、
温泉の危機的状況... の続きを読む
現実に殺菌処理は、ほとんど薬液注入装置によって自動的に適正投入量をコントロールして行われている。もし温泉施設側か、何らかの理由で塩素剤の原液をどぼんと投入したと仮定しても、きつい塩素臭が充満してしまい、浴室にだれも立ち入れない。こうしたエキセントリックな主張は利用者を不安におとしいれるだけだ。では、現行の塩素剤に代わって利用者に受け入れられる殺菌処理法はないものだろうか。塩素剤の中でも、臭気をさほ
塩素殺菌処理... の続きを読む
我が業界は当然のようにトップクラスの高層階。胸を張ってシースルーエレベーターの人となる。お風呂はこちら、非常口はここ、と説明を聞きながら部屋へと辿り着く。京都のシティホテルでも、これはどの高層階からの眺めは望めない。海に突き出た部屋からはまさに絶景。広さもまた、一人当たり五畳ほどはあるだろうか、文句のつけようがない。だが不思議なことに大して感動しないのだ。凄いなあとは思うものの、どうも落ち着かない
絶景なのに感動がわいてこない... の続きを読む
関西圏の航空需要を一気に拡大し、関西経済を活性化させる原動力になるはずだった関西空港の経営に赤信号が灯っている。九四年に一期工事が完成し、二〇〇七年までに二本目の滑走路と二つ目のターミナルビル、そして最終的には横風用と三本の滑走路を完成させる計画で突き進んできたのだが、期待通りに利用が伸びず将来計画に疑問が出始めている。関西発着の国際線は、ファースト、ビジネスの上位クラスの利用が少なくてただでさえ
苦境に立つ関西空港... の続きを読む
パレスホテルでも生ごみを有効活用して商品化、九九年から有機肥料「エコパレス」を販売している。「資源リサイクル化は企業としての社会的責任」という考えで九二年に環境問題研究会を発足、その結果が「エコパレス」に結び付いたのである。さらにこのホテルでは、茨城県の農業法人と提携、テラスレストラン「スワン」で使用される米すべてを、この「エコパレス」で育ったものに切り替えた。〇一年のことである。同ホテルでは廃棄
ホテルも環境問題に取り組む社会責任を果たす... の続きを読む
フォーシーズンズ丸の内の施設内容は、わずか五七室という客室に、レストランも「EKKI」という名前のものが一ヶ所のみ。だが、極めて上質の料理を提供するレストランとして、評論家の間では注目を集めている。料理は「パリと東京が出会う」と銘打っていて、洋と和の絶妙な融合が感じられる。テーブルにはいつも箸が置かれているが、それでいて紛れもないフランス料理のエスプリが伝わってくるのである。ジェロ・ム・ルグラ総料
三二〇平方メートルのスパから暖炉まで... の続きを読む
私がはいているのも黒のウォーキングシューズで、この一足で、街歩きも高級レストランでの食事も、ときにはゴルフも問題なく快適に過ごしています。とくに愛用しているのはヨネックスというメーカーの「パワークッション」という製品シリーズで、このシリーズは、靴底(ソール)に大きな特徴があります。ウォーキングシューズのソールに使われる素材としては、合成樹脂が一般的です。一部のスポーツシューズでは、衝撃を吸収するソ
靴へのこだわりが転倒を防ぐ... の続きを読む
鳥取県倉吉市の南に湯煙を上げる関金は、古名を「白金湯」といい、山陰の歴史薫る名湯である。近くのイワツツジの名所として知られる亀井公園は戦国時代の亀山城跡で、ここからの雪抱いた大山や蒜山の眺めには心洗われる。江戸時代には倉吉から犬挟峠越えで勝山に抜ける美作往来の宿場町として栄え、温泉があったことから「湯関宿」とよばれた。無色透明、無味無臭の美しい湯は、世界でも有数のラジウム含有量を誇る、極めて良質の
無色透明、無味無臭の美しい療養泉... の続きを読む
ディスプレイの独自性といえば、西の横綱といえるのが大阪のリーガロイヤルホテル。このホテルのロビーは美術館といっても過言ではない。大阪の老舗であるこのホテルは、大阪府が地元の政財界の要人に呼びかけて、大阪の威信にかけて作ったという特殊な事情がある。そのため、政財界の重鎮が私財である名画を貸し出して装飾品を揃えた。そのため、小出楢重、小磯良平、岡本太郎、平山郁夫などの作品がずらり。もちろん絵はすべて本
芸術に陶酔―リーガロイヤルホテル... の続きを読む
すっかり疲れもとれ、ホテルライフを満喫した三人は、チェックアウトに備えて、帰り支度をはじめた。このプランは、通常一二時のチェックアウトを二時間延長できる、レイト−チェックアウトの特典も付いているのだが、それでももう一時はとっくに過ぎている。「帰りたくないな」。誰かの声に一同うなずき、「また来ようよ、命の洗濯に」。そんな約束を誰からともなく交わした。フロントに電話をかけて、荷物を運んでほしいというと
命の洗濯で昨日よりも若い!?... の続きを読む
相手や都合だけでなく、精神的に安らぎたいときは△△温泉、持病の腰痛が出たときは□□温泉というように使い分けることもあるだろう。そういう宿をたとえば草津に持ったり、黒川温泉に持ったり、または東北や信州の一軒宿などに持つ。そしてそこでリピーターになることによって、その宿の人達や経営者とも親しくなり、気軽に言葉を交わせるようになる。そういう温泉地とのつながりを持つことは、これからの時代に必要になるだろう
ポイントになるのは「ホンモノ」... の続きを読む
そもそもホテルと旅館、何処がどう違うのか、おぼろげに解っていても、はっきりとその違いを指摘するのは難しい。大きなビル。横付けした車のドアをさっと開けて荷物を持ってくれるのが若きベルキャプテン。中に入ると広いロビーの奥にフロントがあって、ここで立ったままチェックインの手続き。チリンと鳴らしたベルを合図に、白手袋で、さあこちらへ。エレベーターで案内された客室は925号室。ドアを開けるとベッドが二つとデ
ホテルの大まかな印象とは... の続きを読む
分析書の掲示はあくまでも「最低限」の条件。陸上競技にたとえるならば、それを怠っている施設は最初からレースへの出場資格を失っているようなものです。分析書を掲示していれば、とりあえずレースのスタートラインには立つことができますが、だからといって、それだけでホンモノの優れた温泉だとはいえません。というのも、まず温泉分析書に記されている内容は、現在の「実力」とはかぎらないからです。いったん「温泉」として認
浴槽のお湯が源泉と同じとはかぎらない... の続きを読む
最初に海外旅行にデビューしたのは25歳と少し遅めでした。渡航先は中国に返還される前の香港。初めての外国とはいえ、アジアですし、飛行機でたったの4時間ほどでしたから、国内の気分で降り立ったのです。しかしやはりそのきらびやかな文化に圧倒されて、浮き足だったような状態になっていました。当たり前なのですが、見るものすべてが目新しく、ガイドブックで知っているはずの景色も実際に肉眼で体験してみると迫力が違いま
海外旅行はその国の文化を知ることでもあります... の続きを読む
みなさん海外旅行にはどのようなスーツケースを持っていかれますか?国内旅行と同じスーツケースを利用しているかたも多いのではないでしょうか?私は海外旅行と国内旅行でスーツケースを使い分けています。国内旅行用は比較的小さめのスーツケースで十分ですよね。海外旅行用のスーツケースではいろいろな点を重視して選んでいます。まず大きさですが7泊用くらいの大きめスーツケースを使っています。旅行期間が短くても海外では
海外旅行用のスーツケース... の続きを読む